もうあるいは散り終えたかもしれないが、仙北町の旧地主・池田邸跡のモミジの紅葉はいつ見ても感動させられる。山の秋が終わり、秋が里へ下りたころの最後を飾るかのように池田邸跡のモミジは燃え上がる。まるで恋する女の情念のように。モミジの紅葉に感動したと「君待つと我が恋ひ居れば我がやどの簾動かし秋の風吹く 額田王」と万葉の歌をメールで送って下さった女性読者がいる。秋はこうして寂しく散る。