表紙写真「湖畔を歩く若い二人」(01・4・9)

 湖畔を歩く若い二人春霞にもやった田沢湖を走った。春浅い湖畔はまだあきらめたような静けさが漂っていた。波のうねりもなく、風の音さえなかった。恋人同士だろうか、若い二人が手を組んで歩いていた。二人でどんな会話を交わしているものだろうか。若い二人が歩く湖畔。戦争文学作家・五味川純平は「人間の条件」で「いつまで歩いていてもきりがない。そうしたものだ二人で歩く道」と語ったものだ。若い二人が歩く道は時もゆったりと流れ、つきることもないだろう。春浅い田沢湖に若い二人のロマンを見た。