なぜなんだろうと思った。いつもの道、いつもの光景なのにいつにも増して新緑が目にまぶしかった。西日を受けて輝く薄緑色の木々がとても優しく見えた。生命が燃えているようにさえ想えた。5月の夕、空には雲一つさえなかった。風も爽やかと言えるほど気持ち良かった。こんな静かな時間がいい。静かに流れる時間がいい。名も知らぬ木々を眺め、空を見上げ、日が暮れるのを待った。間もなく太陽が西空を真っ赤に焦がし始めた。春の夕空はいい。寂しく美しい。体調を壊し、表紙写真の更新も、記事の更新も遅れた。少しずつ自信を取り戻したい。