仙北町の国指定史跡「払田柵跡」を訪ねた。今から1200年も前の遺跡であり、道を隔てた向こうに建つのが復元された外柵南門である。面積約87ヘクタールもある巨大な面積を持つ。外敵から身を守ろうとしたのか長さ3.6キロにわたって外柵が張りめぐらされ、さらに中心部となる「政庁」の回りも柵が張りめぐらされると言う二重の囲みとなっていた。役所と軍事の機能を備えた古代の城柵。どんな人たちがどんな仕事をして、どんな暮らしをしていたのか。政庁が築かれたという小高い山に登ってあたりを見下ろしながら古代のロマンを想像した。風がただ夢のはかなさを運んできた。