田んぼは苗から稲穂へと変わろうとしていた。少しずつ穂が実っているのである。夕方、六郷町から仙南村を走った。農家の人たちが刈り取った雑草を焼いているのだろうか。田んぼのあちこちから煙が立ちのぼっていた。火は原始の時代、とても貴重なものだった。食べ物を煮焼きし、火を囲んで暖を取った。宗教行事にも欠かせなかったことだろう。火と人間は切っても切り離せなかった関係があったに違いない。そうしたせいか、時代は進んでも煙が立ちのぼっているのを見るとどこかホッとするものがある。写真は六郷町で。