「入ってたんせ」。ソプラノのような子どもたちの声だった。水神さまを祀った雪室の中で甘酒を七輪の火で沸かし「甘酒飲んでたんせ」という呼びかけの声は天使の声のようでもあった。横手市の小正月行事「かまくら」。400年以上もの歴史を持つと言う。高さ3メートル以上もの雪室の中で子どもたちが夜を過ごす。その光景は懐かしくて郷愁を呼び、思わず目頭が熱くなるようだった。可愛くて美しい子どもたちの表情だった。