春の日差しはゆっくりとだが温もりを増していく。流れる雲にも剣のような鋭さは消え、風景をもり立てる絵のような優しさが感じさせる。春近しを思わせる太陽の光を受けて銀色に輝く雪原。子どものころ、こうした雪原がカチカチに凍って、いわゆるかた雪となってどこまでもどこまでも歩いたことがある。まるで雲の上を歩くような気分だった。ザクザクとした足音。あの音が懐かしい。2月ももうすぐ終わりだ。(写真は仙南村で撮影)