今朝も雨だった。こぬかのような霧雨だった。柴犬のアキは雨に濡れるのを嫌って堤防まで歩いて用を済ませたらそそくさと戻った。若かったころは歩くのも走るのも大好きだったアキはこのごろ、日増しに歩数が少なくなるばかりだ。運動のためにももう少し歩かせたいのだが、無理はさせまい。堤防ではタンポポが花の季節も終わって綿のように白い玉が雨に打たれていた。緑色の草の葉の中で輝く白い玉。この小さな命にも小さな美があった。