表紙写真「黒森山」(02・07・28)

  六郷町の黒森山ふとしたことで山を求める。ただぶらりと山に入って、山の空気に触れ、山の緑に染まってみたいと思うのだ。そんな時に向かうのが六郷町の町民の森「黒森山」のこの風景だ。杉の木が夏の日差しを受けて緑というより黒くなって見えた。風があって暑さを感じさせなかった。山の空気を吸いながら、仙北郡を鳥の目となって見下ろした。翼があってこの空を自由に飛べたらいいなと思った。加藤登紀子の歌に「この空が飛べたら」というのがあった。「人は昔むかし鳥だったのかもしれないね。こんなにもこんなにも空が飛びたい」。一人きりで歩く山は心を切なくさせる。