表紙写真「名残のアサガオ」(02・09・01)
──さん。お元気でしょうか。カレンダーを開いたらもう9月。光陰矢の如しとは言いますが、時の流れの早さを今朝ほど強く感じたことはありませんでした。この夏は雨の多い日々でした。それを盛り返えそうとでもしているのでしょうか。残暑厳しいこのごろです。
──さん。この夏も楽しい思い出を胸に刻むことはできましたか。こちらは今朝、夏の名残を惜しむかのように咲いているアサガオの花を見つけました。板塀の隙間から朝の陽射しを求めて懸命に咲いているのです。そのけなげさになぜか今朝は胸を打たれました。
──さん。とうとつですが、生きるって悲しいものですよね。でも生きるって美しいものですよね。夏の名残を惜しむかのように咲く、アサガオに生きることの悲しさ、美しさを教えられました。花のはかなげさがそう語るのです。
──さん。どうぞお元気に─。昨日は詩人・高村光太郎の足跡を求め、岩手路を走ったものでした。光太郎の言葉の美しさに心洗われた一日でした。