豪農の宿「樅峰苑」(03・01・12)

 豪農の宿「樅峰苑「」の廊下西仙北町強首に日本秘湯を守る会会員の宿「樅峰(しょうほう)苑」がある。江戸時代初期から続く豪農・小山田家をそのまま温泉宿として開放しているもので、黒光りする天然秋田杉を使った三部屋通しの長い廊下は歴史の重みだけでなく、懐かしさを感じさせる。大正3年(1914年)の強首地震で倒壊した後、3年の歳月をかけて造られた贅を尽くした家だ。連休二日目。妻の実家から母が遊びに来ていたので「温泉に行ってみよう」と出かけた。洗練された近代建築の温泉よりも、たまには古き良き時代を楽しもうと樅峰苑を訪ねた。大正ロマンを感じさせる家の中を見学しながら、ゆったりと温泉を楽しんだ。夏になったらもう一度、この安らぎに満ちた日本家屋の開放感を味わいたい。そう思った。樅峰苑の宿泊などの問い合わせは0187─77─2116へ。