雪が深々と降り続けながら、一瞬、からりと晴れる時がある。そうした時の風景は凍えるような冷たさだが、どこかに温もりを感じさせる。先週、降り続ける中を風景を求めて国道105号線を走った時もそうだった。ワイパーで雪をかき寄せながら走ったが、内小友の山間の道に差しかかると激しく降っていた雪がパッと止み、山々は荘厳な美しい風景に転じた。走る車を点景に入れながら風景を撮っている時、なぜか「遠くへ行きたい」。子どものような甘い願望が芽生えた。