表紙写真「晴れた朝の横手川」(03・02・23)

  横手川に差し込む朝の陽射し木々には樹氷の白い花が咲いていた。寒い朝だったが青空が美しかった。北西の空にはスフィンクスのような雲がどっかりと浮いていた。久しぶりに見た青空だと思った。雲が語りかけてきた。「まだ悲しいのか」。「ええ。悲しいだけです」。「悲しいのも生きるためのエネルギーだと思うんだな」。スフィンクスのような雲はそう言って、流れた。心が蝕まれ、壊れていくような気がした。横手川の堤防を歩いた。朝日を受けて川は優しい輝きを見せた。晴れたのが嬉しいのか小犬のパピーはせっせと歩いた。この小さな生き物のためにも明日を明るく生きたい。涙がこぼれ落ちたが、そう思った。