表紙写真「春の夕暮れ」(03・03・30)

  西山に沈む夕陽春は夕陽がきれいだ。太陽が真っ赤に燃えて西山の丘陵に沈んでいく。春は夕陽が悲しくなるほど美しい。西山の空を茜色に染めて真っ赤な太陽が沈んでいく。夕陽は貧しかった母の台所の味を思い出させる。大根葉の味噌汁。ゼンマイの甘酸っぱい味噌汁の味を思い出させる。ワカメの味噌汁の味も思い出させる。茶色に焦げついたご飯の味を思い出させる。夕陽は悲しくなるほど美しいけれど、明日への希望を抱かせる。春の夕陽が好きだ。自宅への帰り道、車を停めて太陽が沈んでいくのを見つめた。