花が終わってピンポン玉のようになったタンポポの白い羽毛と菜の花の黄色が堤防で合い照らしあっていた。夕陽を受けて、風に揺れていた。まるで花と花が夕陽の下で遊んでいるような感じだった。タンポポは芝生の庭には強敵として嫌われ者だが、こうして堤防に咲くと可愛い。鮮やかな黄色がいいし、花が終わってからピンポン玉のような羽毛になるのもどこかユーモアがあって好きだ。堤防を歩くとどこからかカッコウの鳴き声がした。もう初夏になろうとしている。