「あの山へ行けたら─」と時々、思う。屏風絵のようにそびえ立つ東山は心傷む時、「行きたいな」と憧れを誘う。東山の麓の道をただ走るだけでいい。それだけで幾分、心救われるような気がして走る。雪が降って真っ白になった東山。そしてその麓の田んぼ。雪が作り上げる美と出会えた。雪が創り出し、雪が語る美粧。東山の麓の田んぼが雪の装いを受けて美しい顔をしていた。