表紙写真「霞みに浮かぶ東山」(03・12・21)

 藤木大久保地区から眺めた東山妻も自分も新しい雪ぐつを買った。滑らないよう靴底にスパイクを打ち込んだ雪ぐつだった。その靴を履いて雪道を歩いた。横手川の橋を渡って右手の大久保に入り、仙南村から角間川町へと歩いた。遠くに見える「東山」はいくぶん霞んで見えた。東山は遠くにありながら身近な山だった。いつもこの山を眺めて学校に通ったし、虹を追い求めて近づこうとした山だった。この日の東山は白く染まって、眠っているような優しさに見えた。