春3月だというのに雪はまだ降り続けている。この春の雪はなごり雪とも言うが、先週の土曜日から日曜日朝にかけて降った雪はとてもなごり雪などと呼べる生易しいものではなかった。真冬に戻ったような積雪で、時には視界もさえぎられるほどの吹雪にもなった。それでもやはり春の入口だ。太陽が顔を出すとポカポカとし、雪はたちまちのうちに消える。山もいくぶん赤みがこもるようになった。木々が芽吹いているのだろう。南の国の読者からツクシと梅の花の写真が送られてきた。春の便りだった。