表紙写真「白樺並木」(06・03・20)

 春は足踏みしながらやってくる。雪解けが進んだなと季節の移ろいを喜ぶと翌日は吹雪となって悪あがきするのが冬の終わりだ。晴れた日の午後、久し振りに東山の麓を走った。ラベンダー園のある丘はまだ深い雪に覆われていたが、淡いブルーに染まった東山は優しく美しい姿で迎えてくれた。真っ白な真昼岳は清楚そのものだった。「ああ。東山が迎えてくれた」と思った。青空の下、白樺並木に春の陽光が射していた。