台風4号が日本列島から去った16日、県内は快晴に恵まれた。東山はすっきりした稜線を見せた。その東山を歩きたいと美郷町六郷の「町民の森」へと車を飛ばした。山の緑は色濃く、ウグイスの鳴き声が爽やかだった。町民の森への峠道は昔、正岡子規も歩いている。子規、26歳の時の明治26年(1893年)7月、芭蕉の「奥の細道」に憧れての旅である。子規は近道と聞いてこの峠を登り、岩手県湯田町を目指した。孤独で辛い旅だったらしい。山頂には「とんぼうを相手にのぼる峠かな」の句碑がある。白い雲と青空が素敵だった。