表紙写真「春は木の根元から」(99・3・13)

 まだ幼いころ、山の中に一軒しかない親戚の家へ母に連れられてよく行ったものだ。フクロウの鳴き声に驚き、闇の深さに身を縮ませた。しかし、良く晴れた山の朝の明るさはどうだろう。土の香り、草花の香り、木々の温もり。すべてが柔らかく包んでくれた。やはり山の子かもしれない。春近し今、山際の道を走っているのが好きだ。ピアノ曲を聴きながら。