春はなぜなんだろう。とても人恋しくなることがある。空の青、木々の緑、花の色。何を見ても空しいほど寂しくなることがある。逃れるように西木村から田沢湖へと走った。展望台から瑠璃色の湖を眺め、白樺の木の冷たい肌に指を触れ、心の空洞を見つめた。