表紙写真「山で見つけた小さな花」(99・6・28)

 取材で大曲市の姫神公園を訪ねたら、混じりっけのない鮮やかな黄色い花がいっぱいに咲いていた。植物に詳しい同市在住の田村武志さんに尋ねたら「ブタナ」という花だという。気の毒な名前だと思ったが、田村さんによるとヨーロッパ原産で、70年ほど前に飼料にくっついて日本に渡り、以来、タンポポ同様に大繁殖したという。花そのものは可憐だが、葉っぱがロゼット状でギザギザとした綿毛が付いている品のなさから「ブタナ」という不名誉な名が付けられたのだという。鮮やかな黄色が目に染みた。