久しぶりに青空が広がった。ホッとさせるような青空だった。青空を求めて南外村を走った。この村は山の中で眠っているような小さな集落が多い。その集落を求めて走った。真っ赤に熟した柿の実が夕日を浴びて輝いていた。子どもの頃、遊びに行った先でやはり真っ赤な柿の実を見つけ口にした。口一杯に渋さが広がった。渋柿だった。飢えていたわけではないが、あの頃は木の実を見つけると何でも食べたものだった。(南外村字松木田で)